祇園祭に行くたびに「今年はどのちまきを飾ろう」と、つい迷ってしまう方は多いのではないでしょうか。
授与される期間も場所も山鉾ごとに違うので、「気づいたら売り切れていた」という声もよく聞きます。
結論から言うと、2026年のちまきは前祭なら7月14日〜16日、後祭なら7月21日〜23日の宵山期間を中心に、各山鉾町の会所や鉾前で授与されます。
加えて八坂神社でも祇園祭期間中に授与があり、月鉾や白楽天山などオンライン授与に対応する山鉾も増えてきました。
この記事を読めば、いつ・どこへ行けば自分の願いに合うちまきに出会えるかがはっきりして、当日は本殿参拝や宵山の雰囲気をゆっくり楽しむ時間も確保しやすくなるはずです。
祇園祭の粽(ちまき)とは?
🏮祇園祭🏮厄除けちまき、オンライン事前申込のご案内
— 京都観光Navi《京都市観光協会》 (@kyo_kanko) May 29, 2026
日本三大祭りのひとつ「祇園祭」。
今年も、各山鉾保存会による「厄除けちまき」のオンライン事前申込が順次スタートします。
詳細は各山鉾の特設サイトをチェックしてみてください!
📝各山鉾のちまき授与受付開始日
月鉾:5/15(金)より受付中… pic.twitter.com/tMGn4xSj98
粽(ちまき)の歴史と意味
祇園祭のちまきは、疫病退散祈願の伝統に由来する厄除けのお守りです。
八坂神社の由緒によると、貞観11年(869年)に都をはじめ各地で疫病が流行した際、当時の国の数にちなんで66本の矛を立て、神輿を神泉苑に送って災厄の除去を祈ったことが祇園祭のはじまりとされています。
ちまきそのものは、この祭礼の中で受け継がれてきた「蘇民将来」の説話にもとづくお守りで、素戔嗚尊をもてなした蘇民将来が「子孫は茅の輪を身につければ疫病を免れる」と約束されたという言い伝えが由来です。
そのため、ちまきの表面には「蘇民将来子孫也」の護符がつけられています。
お土産というより、家に災いを入れないための祈りのしるしと考えると、選ぶときの気持ちも少し変わってくるかもしれません。
祇園祭ちまきの特徴
祇園祭のちまきは、笹の葉で作られた細長い形が共通の特徴です。
そのうえで、山鉾ごとに意匠や添えられる護符、ご利益が違うのがおもしろいところです。
宵山で会所を回っていると、同じ「ちまき」でも雰囲気がかなり違って、つい見比べたくなります。
願いごとで選ぶ人が多いのも納得です。
ちまきは食べるものではない
ここは初めての方ほど知っておいてほしいポイントです。
祇園祭のちまきは食べ物ではありません。
八坂神社の説明にもあるとおり、笹の葉で作られた疫病・災難除けのお守りで、軒先や玄関に吊るして飾るものです。
和菓子や中華ちまきをイメージしがちですが、祇園祭では別物なので、購入前に一言添えて説明してあげると親切です。
2026年祇園祭のちまき授与場所と日程
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前祭・後祭の授与期間
2026年の祇園祭は7月1日から31日までです。
祇園祭山鉾連合会の公式日程によると、前祭の宵山は7月14日〜16日、前祭山鉾巡行は17日、後祭の宵山は21日〜23日、後祭山鉾巡行は24日です。
ちまき授与はこの宵山期間に集中する山鉾町が多いですが、開始日や授与時間は町ごとに差があり、2026年の詳細が現時点で未公表の町もあります。
行く前に各保存会の最新案内を確認しておくと安心です。
| 区分 | 2026年の日程 | メモ |
|---|---|---|
| 祇園祭全体 | 7月1日〜31日 | 八坂神社の祭礼全体 |
| 前祭 宵山 | 7月14日〜16日 | ちまき授与が中心となる期間 |
| 前祭 山鉾巡行 | 7月17日 | 前祭の本番 |
| 後祭 宵山 | 7月21日〜23日 | ちまき授与が中心となる期間 |
| 後祭 山鉾巡行 | 7月24日 | 後祭の本番 |
| 八坂神社のちまき | 7月中 | 祇園祭期間中に神社で授与 |
主な山鉾町の授与場所
ちまきを探すなら、まずは四条通・室町通・新町通周辺をイメージすると動きやすいです。
京都観光Naviでも、長刀鉾・月鉾・函谷鉾が建つ四条通周辺は特に混み合うと案内されています。
宵山の夕方は提灯が灯って雰囲気は抜群ですが、目当てのちまきを確実に受けたいなら、明るいうちの時間帯に回っておくのがおすすめです。
| 山鉾町 | 授与場所の目安 | 2026年確認できた情報 |
|---|---|---|
| 長刀鉾 | 四条通東洞院西入ル付近 | 前祭の中心エリア |
| 月鉾 | 四条通室町西入付近 | オンライン受付あり(5/15〜6/15) |
| 函谷鉾 | 四条通烏丸西入ル・鉾前 | 現地授与+オンライン先行受付 |
| 船鉾 | 新町通綾小路下る船鉾町 | 公式オンライン授与あり |
| 郭巨山 | 四条通西洞院東入る郭巨山町 | 14〜16日 10:15〜22:00(例年の目安) |
| 大船鉾 | 新町通四条下る四条町 | 7/13〜23ごろ町内授与(年により変動) |
オンライン授与に対応する山鉾
遠方の人にはオンライン授与がかなり便利です。
2026年に公式サイトで確認できたところでは、月鉾は5月15日〜6月15日、白楽天山はオンラインショップが6月1日〜7月30日・会所は7月13日〜16日、蟷螂山はオンライン授与所が7月上旬〜20日・町会所は7月14日〜16日と案内されています。
船鉾も一部の授与品をオンラインで扱っており、鯉山も例年オンライン授与を行っています。
すべての山鉾が対応しているわけではないので、希望するちまきが決まっている場合は、事前に保存会の公式サイトを確認しておくと安心です。
祇園祭ちまきのご利益と由来
厄除けとしての意味
祇園祭のちまきの基本のご利益は、厄除け・疫病除け・災難除けです。
八坂神社でも、笹の葉で作られた疫病・災難除けのお守りとして説明されています。
玄関に飾るのは「家の入口で災いを防ぐ」という意味合いで、昔から京都で大切にされてきた習わしです。
山鉾ごとのご利益の違い
山鉾ごとにご利益が違うのも、ちまき選びの楽しさのひとつです。
たとえば白楽天山は学業成就・合格祈願・招福除災・疫病退散、郭巨山は金運・商売運のご利益で知られています。
まずは厄除けを軸にしつつ、受験、仕事、家族の健康など、自分や大切な人に近い願いで選ぶと親しみを感じやすいでしょう。
祇園祭ちまきの飾り方と返納方法
玄関のどこに飾る?
基本は玄関まわりの、見えやすい場所です。
KBS京都では軒下や入口付近、すぐ目に入りやすいところがよいとされています。
一方で函谷鉾は「玄関外に飾る」ことを案内しており、月鉾のように玄関内側での飾り方を紹介している例もあるので、迷ったら購入した山鉾の説明を優先するのがいちばん確実です。
1年間飾った後の返納方法
1年飾ったちまきは、八坂神社や近くの神社の納札所に返納するのが基本です。
山鉾町によっては、祇園祭期間中に会所や町家で古いちまきを受け付ける場合もあります。
たとえば函谷鉾は鉾前で、船鉾は7月13日〜16日に町家を開いて回収を行っており、遠方の場合は八坂神社への郵送でも対応してもらえます。
返納方法は年によって変わることもあるので、購入時にあわせて確認しておくと迷いません。
マンションや室内での飾り方
マンションや賃貸だと、軒先に掛けにくいこともあります。
その場合は、玄関ドアの内側や下駄箱の上など、入口に近くて目につく場所で十分です。
無理に昔ながらの形にこだわるより、今の住まいで続けやすい飾り方を選んでもよいでしょう。
大切なのは飾ることだけでなく、1年の無事を願う気持ちを暮らしの中で大切にすることです。
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まとめ
祇園祭2026のちまきは、前祭なら7月14日〜16日、後祭なら7月21日〜23日を中心に、各山鉾町の会所や鉾前で受けることができます。
さらに八坂神社での授与や、月鉾・白楽天山・蟷螂山・船鉾などのオンライン授与も選べる時代になりました。
ご利益は厄除けが基本ですが、学業、金運、商売運など山鉾ごとの個性を知ると、選ぶ時間そのものが楽しくなります。
毎年「今年こそは巡行の前にちまきをゆっくり選びたい」と思いながら、気づけば宵山の人混みの中で慌ただしく選ぶという方も少なくないでしょう。
だからこそ、事前に日程と場所を頭に入れておくだけで、当日の余裕は大きく変わります。
飾る場所は玄関まわりが基本で、1年後は神社や山鉾町へ感謝とともに返納します。
この一連の流れは、暮らしの中で1年の節目を意識する機会にもなると思います。
初めて訪れる方は、まず四条通周辺の前祭エリアから回ってみてください。
祇園囃子を聞きながら自分に合う一本を選ぶ時間は、きっと思い出深い体験になるはずです。

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